【書籍・kindle】「漫画 君たちはどう生きるか」原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一

2018年7月16日月曜日

kindle 感想 自己啓発 書籍 漫画

t f B! P L

電車の中吊り広告やコンビニで並んでいるのを見て、
ずっと気になっていた本。

やっと手に取りました。


漫画で大分わかりやすくなっているとはいえ、
非常に哲学?心理学?まで足を踏み込んでいるので、
難易度は高めかなと思います。


人生に絶望(?)し、日々の生活にも疲弊し、
何か、藁にもすがる思いで手に取った方には重いかなと。

何かやりたいことがあるのにくすぶっている、
もやもやがずっと残っている、
などの人が読むのに最適かと思います。


そういう意味では、中高生に読んでほしい本!
と原作帯に書かれているのがとても納得できます。



原作の発売は1937年!なんと日中戦争の年!

戦争の時代に書かれたと思うと、
より色濃く本文の内容が響いてきます。


心に響いた部分を要約して、本文を抜粋。

・ある時、ある所で、君がある感動を受けたという、繰り返すことのないただ一つの経験の中に、その時だけにとどまらない意味のあることが分かってくる。
・常に自分の体験から出発して正直に考えて行け
・人間は人間同志、地球を包んでしまうような網目を作り上げたとはいえ、そのつながりは、まだ人間らしい関係になっていない。だから争いがいまだ絶えない
・人間が人間同志、お互いに好意をつくし、それを喜びとしているほど美しい
・自分の人間としての値打ちに本当の自信を持っている人だったら、境遇がちっとやそっとどうなっても、ちゃんと落ち着いて生きていられるはず
・ありがたいという言葉のもとの意味は、「そうあることがむずかしい」「めったにあることじゃあない」という意味だ。
・変えられないことを考えるのをやめれば、余計な感情に足をとられなくなる
 今自分がしなければならないことにまっすぐ向かっていける
・王位を奪われた国王以外に、誰が、国王でないことを不幸に感じる者があろう。




原作者の吉野さんは、未来を予想していたのでしょうか…

戦後の平和な時代と言われる今でも、
心にグサッと刺さってくる内容は、
人間の心理を突いているからなのか…


非常に問いかけが多い本なので、
読んだ人は誰でも心に刺さることがあるはず。

今読んでも色あせないこの本の奥深さは、
いろんな人に知ってほしいです。


さて、私はどう生きますかね。

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