てがみ座第16回公演「燦々 -さんさん-」
<日時・会場>
2020年2月7日(金)~16日(日)
東京芸術劇場 シアターウエスト
<あらすじ>
江戸後期、黒船が泰平の眠りを覚ます少し前————。
お栄は鬼才の絵師・葛飾北斎を父に持ち、物心つく前から絵筆を握ってきた。
幼い頃から北斎工房の一員として、男の弟子たちにも引けを取らずに、代作もこなし枕絵も描いてきた。
けれど本物の絵師になりたいと肝を据えたとき痛感する。
北斎の影から逃れ、自らの絵を掴むには、女である自分を受け入れ、見つめなくてはならないと。
折しも出島からシーボルト一行がやってきて北斎工房に大量の絵を発注する。
百枚の肉筆画を西洋の画法で描くようにと。
絵師たちに新たな風が吹きつける。お栄は、自らの光と闇を見出そうと挑んでいく……。
北斎の異才を受け継ぎ、のちに『夜桜美人図』『吉原格子先之図』を描き出すお栄(応為)、その青春期の物語。
さらに男女の綾を色濃く織りなす、三年ぶりの改訂再演!
<キャスト>
石村みか(てがみ座)
川口 覚
前田亜季
酒向 芳
速水映人
箱田暁史(てがみ座)
中村シユン
宇井晴雄
福本伸一(ラッパ屋)
野々村のん(青年座)
岸野健太(てがみ座)
藤間爽子
<スタッフ>
脚本:長田育恵
演出:扇田拓也
「てがみ座」さんはオススメしてくれる友人が周りに沢山居まして、
ずっと気になっていた劇団。
そうは言っても、見に行けるタイミングが重なるのは、
今思うと改めて奇跡だなと思います。
この時も出逢うことが出来て本当に奇跡のようでした。
「また凄い劇団と舞台を見つけてしまった。」
見に行った後の私の率直な感想です。
主役の前田亜季さんが何といっても素晴らしい。
言葉で例えるなら何だろう…
自由で、縦横無尽で、
一件女性であることを忘れるくらい絵描きに没頭しているのですが、
これが何とも色気があって。
没頭している姿がとっても色っぽいんです。
私は花魁とのやり取りのシーンで魂が持っていかれました。。
真っ直ぐな女性って美しいなぁ。。
2時間が本当にあっという間でした。
小道具?大道具?を使った場面を動かしていく様子も、
とても美しくて。
ゴリゴリの芝居が好きな人も、
あまり難しいのは苦手で鮮やかな舞台が好きな人も、
どちらの人でも楽しめる要素が詰まった演出だなと思いました。
私には、ものがとても立体的に生き生きと見える様が、
美しくて皆さんを満遍なく追いかけちゃいました。
ファンの方が多いのも納得。
また是非ともてがみ座さんの舞台は拝見したいです。
タイトル "燦々" と綺麗な公演ポスターにも釘付け。
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