ナショナルシアターライブ「ヤング・マルクス」
(National Theatre Live: Young Marx)
原題:Young Marx / 上演時間:160分(休憩20分)
上演劇場:ブリッジ・シアター
作: リチャード・ビーン、クライヴ・コールマン
演出: ニコラス・ハイトナー
出演:ロリー・キニア、オリヴァー・クリス
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マルクスって資本論のマルクスしか知らないや~
とのんきな経済学科出身者の私が、思っていたのは間違っておらず。
そう、そのマルクスの史実を基に書かれた作品。なのでした。
もう、最低のクズ男と現代なら罵られてもいいくらい(笑)
メイドと関係を持って子供をもうけるし、
金遣いは荒いし、全く仕事できないしw
資本論書いた人なのに、お金には振り回されっぱなし。
なぜか堅実で高貴な人が書き上げたイメージだったのですが、
天才はやはりどこかが欠けているものなのでしょうかw
それでも、マルクスが提唱した資本の考え方に共感し
「本を書け」
と忠告し続ける親友:フリードリヒの存在など多くの助けがあって、
後世に残る素晴らしいものを残していったんですね…。
マルクスって名前だけなら、知っている人は今でも多いはず!!!
(確か世界史か経済で習いますよね)
今でもマルクスの名前が付いた本が発売され続けている事実。
後世への影響力はすごいものです。
高野しのぶさんもやはり観に行かれていました!
http://shinobutakano.com/2018/11/30/11340/
毎回内容に勉強になります。。
マルクスを演じたロリーキニアがブラボー!の一言。
コメディもシリアスも自由自在に演じておられて、
まさに舞台で生きているような感じ!
なんと、イミテーション・ゲームにも出演していたらしいです。
あれ、私観に行ったはずですが、全く記憶が…(爆)
舞台セットもクルクル回って面白い作りでした。
(語彙力が私にはないので、是非映像で見てほしいです)
海外の舞台を見ていると、演技力もそうなんですが、
舞台の活かし方が、よくそんな発想でてくるなー!という驚くものばかりで、
こう発想力の違いを見せつけられる感じがします。
またまた素敵な作品に出会えました。