(National Theatre Live: Yerma)
原題:Yerma / 尺:1時間40分(休憩なし)
上演劇場:ヤング・ヴィック劇場
作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ
演出: サイモン・ストーン
出演:ビリー・パイパー(2017年オリヴィエ賞最優秀主演女優賞を受賞)
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劇の本番が終わって、久々のNTL。
やっぱり映画にはキャラメルポップコーンだよね(*‘ω‘ *)
作品の内容は、
子供が欲しいと切に願うが恵まれない女性イェルマの物語。
テーマも現代に書かれたのか!?と言うくらい、マッチしたアレンジになっていて、
女性は特に心に刺さるんじゃないだろうか…。
男性も、女性の変貌していく様に思い返す事があるかも…(*_*;
イェルマ自身はこんなにも願っているのに子供を授かれなくて、
一方で簡単に子供を授かっていく姉…も心に刺さる。
イェルマを演じたビリーパイパーは、もう最高すぎる。
何であんなに息するように当たり前に演技できるんだろう。
姉が二人目の子どもを流産した時に喜んでしまう様子とか、
ブログに妊活情報を公開していく事で、夫とも次第に亀裂が生じていくさまとか、
全てがリアル!!!
いつも詳細な記事を書いてくださる
高野しのぶさんのイェルマ感想記事をこちらに貼っておきます。
http://shinobutakano.com/2018/09/30/10794/
新しく知る情報もあっていつも勉強になります。
大胆に現代に脚色した脚本の力もこの作品の面白さ。
役者さんたちがそこで自然にいるかのように見える力と演出力も目を引きます。
この自然な演技、ハイパーリアリズムと言うんだとか。
ハイパーだったな…
日本でこんな素晴らしい作品を見れる機会があるなんて、
何て幸せな時代に生まれたんだろうか。