【書籍・kindle】 「自閉症のくんの母、やってます」

2019年3月10日日曜日

kindle ノンフィクション 感想 書籍

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年末年始に一気読みした本。

私の親族には自閉症に人はおらず、
漫画やネットで伝え聞いたものでしか自閉症というものがわかりませんでした。

あとは、小学校に特別支援学級のクラスがあり、
そこに通っている子は、ちょっと変わっている子たちだな、
と認識していたくらい。


この本を読んで、お母さまの涙ぐましい努力とお子さんとの歩み寄り方に、
涙なしでは読めませんでした。


単純なエッセイではなく、
一つ一つ、できない物事を取り上げられて、
それに対する著者moroさんなりの考察、
そして対処方法を事細かに記されています。

漫画で優しい絵柄でとても読みやすく、
ついつい安心して読んでしまいますが、
書かれている内容はとても壮絶です。

この生活をずーっと続けられながら、
沢山の葛藤と苦しみを味わいつつ、
生活されてきたのが、手に取るようにわかりました。

自閉症の子で悩んでいる方が居たら、
子どもへの対処の仕方について、
きっと役に立つ部分があるはずです。

私も、そういう子を見かけたら、
頭ごなしに嫌悪感を抱くのではなく、
ちゃんと理解して接してあげられるようにしたいなと思います。

私たちが当たり前にできていることも、
自閉症の子には世界が違い、
卓さんの事を理解するきっかけにもなりました。


素敵なブログも書かれているmoroさんですが、
ネットで覚えのない誹謗中傷被害にあい、
一人戦われております。

その全貌はこちらに、少しずつまとめてくれております。
http://komotaro.blog.jp/archives/cat_485153.html?ref=sp_article_footer_category

中傷を書き込まれていた方の個人情報特定まで至ったそうで、
現在は無事に収束していることを祈ります…


moroさんが本を沢山出されて、
自閉症の子供を抱えながらも楽しく暮らしているように見えるのが、
むかついたんじゃないかなと、勝手に考察。



ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記 単行本 – moro (著)



ぎゅっと抱きしめたい2 自閉症児こもたろ 小学生になる 単行本 – moro (著)



今回の本をちゃんと読めば、
どんなに苦労されて、今まで子供の成長を見守ってきたのか分かるはず。
そんな簡単に罵倒できないはずです。

誹謗中傷を書き込んでいた人は、
自分は愛されていない、心が寂しいと感じている人だったのかなー。


人生楽しいばかりではいられない、
苦労していることが誰でもあるはず。

思いやりを持って行動できる人でありたいです。


自分には縁がない、という方もこの本は必見です。

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