柿喰う客 2018年本公演
『俺を縛れ!』
作・演出 中屋敷法仁
<期間・会場>
2018年1月24日(水)~2月4日(日)
本多劇場
永島敬三 牧田哲也 加藤ひろたか 田中穂先 宮田佳典 守谷勇人 とよだ恭兵 村松洸希
七味まゆ味 葉丸あすか 長尾友里花 淺場万矢 北村まりこ 永田紗茅
宮下雄也 平田裕一郎 神永圭佑 清水 優
配役はこちら↓
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今年も本多劇場に見に来ました。
※去年はこちら
2017/1/6 柿喰う客2016-2017新作本公演「虚仮威」19:00
やっぱり憧れる本多劇場…。
柿喰う客の作品はいつも熱量に驚かされ、
パズルのようなやり取りに、最後グサッと心が刺される…。
本当に大好きな劇団です。
勢いと面白さと吸引力がすさまじい。
タイトルが「俺を縛れ」でキービジュアルもあんな感じで、
卑猥なちょっとやばい話?と思いますよね。
でも、そっちの縛れではなくて、
「みんな何かのしがらみに縛られて生きている」
ことに焦点を当てて、
「何か生きていく上で絶対に守らなければいけない約束を提示しろ!
=さぁ、俺を縛れ!」
という意味で使われていたのでした。
タイトルとキービジュアルだけでは絶対にそっちだと思いつかないじゃないですか!
何て憎いネーミングなんだと!
主人公は、徳川家重から無理難題の縛りをもらい
(私のことを寵愛するなら、私を倒そうと全力を尽くす大臣となれ!)
全力で戦を仕掛けに行きます。
そこから生まれるどったんばったんの大騒動。
でも最後には切ない気持ちというか、
自分が人間として生きていくことを考えちゃうような終わり。
※徳川家重の設定も結構史実に基づいたものでした。
中屋敷さんの頭の中は本当にすごい…。
役者さまは全員見入ってしまう。
役者として本当いかっこいい。
代表の中屋敷さんが数多くの作品を演出されていまして、
最近若手俳優さんともつながりが多いせいか、ゲストもなかなか豪華。
もう、今回は完全に宮下雄也さんに全て持っていかれました…。
どんな舞台でお見掛けしても、ガッと色が変わってついつい目で追ってしまう濃いキャラクターをガツンと演じてくださります。
今回もつかみはバッチリ。迫力もバッチリ。
舞台のスパイスになるってまさにこのことだ!
というのを目の当たりにしました。
終演後、会場にはフォトスポットがあったので、
まぁ撮っちゃいますよね←
柿喰う客の作品にはいつか絶対関わりたいです。