2017/10/13 舞台芸術集団地下空港第16回公演「ポセイドンの牙 Version蛤(はまぐり)」初日

2018年2月6日火曜日

テニミュ出身 感想 観劇 紀伊国屋ホール 劇団 地下空港

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舞台芸術集団地下空港第16回公演
「ポセイドンの牙」Version蛤

作・演出:伊藤靖朗

<日程・会場>
2017年10月13日(金)〜21日(土)
紀伊國屋ホール

<キャスト>
前田航基/須永宇宙期(すながそらき):スイサンズのリーダー格。
原嶋元久/道井磨多井(みちいまたい):煩悶するインテリ。
小早川俊輔/葛先賢人(くずさきけんじん):孤高の貝類オタク。
小松準弥/生方英(なめかたすぐる):エロで頭がいっぱい。
森田桐矢/萩原安打尊(はぎわらあんだそん):スイサンズのバカ筆頭。
山下聖菜/寅一知花(とらいちしるば):スイサンズのマドンナ。武闘派の美少女。
森山栄治/ドローナ:「黄金の釣針」を追う深海の使者。
汐崎アイル/カルナ:「黄金の釣針」を狙う深海の戦士。
渡辺和貴/岸部秀夫(きしべひでお):土地を買い漁る外資系エリート。
西丸優子/アムピトリテ:ポセイドンの妻。
野田孝之輔(地下空港)/葛先棚蔵(くずさきたなぞう):胃痛に悩む化学プラント責任者。
野々目良子/須永美恵子(すながみえこ):宇宙期の母。
竹岡常吉/イカ議長:アムピトリテの腹心
鎹さやか/コシノトメ:食品加工従事者。元々は海女。
大塚由祈子/アワビ:アムピトリテの手下。
愛原実花/豊玉エリー:堅物英語女教師。
岡田達也/ポセイドン:海神???

山内貴人 他

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*あらすじ*
ナカツ県の乙亀(オトガメ)市にある水産高校に通う陽気なバカ男子仲間・スイサンズたちはある日、自治体の資金難から母校がなんと防衛人材育成高校(男子校)へと変わる計画を聞く。海と女子と夢と女子を愛するスイサンズはそれを阻止するべく、乙亀市海外のスニオ岬の海底に沈むと伝わる「黄金の釣針」を手に入れようと画策。しかし期を同じくして、海底に沈む太古の神々がその「釣針」をめぐり動き出すのであった…。

こちらもずっと気になっていた劇団「地下空港」
劇団名からしてひねりがあって、
私のツボに入りそうな幻想的な雰囲気を感じ取っていました…(*´з`)


あらすじもファンタジー感があって、わくわく。
劇場についてからも、ステージの舞台美術が幻想的で、
これは間違いないぞ!とわくわく。


開演ぎりぎりになってしまったため、
客席で生徒役の人たちがすでに騒いでいる最中でした。



ステージ上で愛原実花さん演じる教師が、
スピーカーを使って話し始める所から物語スタート。


みんな役名のひねりが聞いてて、
劇中で登場するたびに「何て漢字で書くんだろう…」と気になって気になってw


役名も、劇団の個性(作家の個性)が出ますよね(ヾ(´・ω・`)


展開勢いがあってスピードもあって、
次世代の劇団、というのをビンビンと感じました。
舞台美術と照明も相まって、紀伊国屋ホールが壮大な海の底にいるような気分に。


ファンタジーで面白いコメディーかと思いきや、
主人公の母や生活までも巻き込んだ壮大なストーリー。

ドラえもんの映画もびっくりな、
ひと夏?の思い出には大きすぎる物語。

※ブリキのラビリンス思い出しました…本当に大好きだった…




客席前方、上手のところに作られた巨大な舞台美術が、
ラスト、その上に乗って台詞を言う愛原さんと大きく重なって、
もう、神々しいのなんのって。

劇中で何回もその上に人が乗るシーンは沢山あったのですが、
ラストの美しさは何物にも変えがたかった。

ちょっぴり怖くもあり。
意外とちっぽけな存在かもしれないけど、私は楽しく人生を生きたいな。


想像以上に世界が広くて、
ファンタジー作品を久しぶりにがっつりと堪能しました。



今回、お知り合いのゆっこちゃんにさやかさんも出演されていまして、
終演後にご挨拶。
(紀伊国屋ホールは客席でご挨拶できるのね)


演劇の伝統を受け継いでいるというか、
このホールに来ると歴代の役者たちの魂が宿っている気がして、
何だか神聖な気持ちになったりします。

いつか…ステージからの景色も見れますように…


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