※以下、Amazonよりあらすじ引用
「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。
痛烈痛快! センス・オブ・ワンダーに満ちた夏川版『銀河鉄道の夜』!
本好きな方にプレゼントする面白い小説がないかと探していたとき。
「本が好きな少年に言葉を話す猫が出てくるだと…!」
と目に止めまして。
その方は猫も大好きだったので、
プレゼントはこの本に決定。
自分も勿論読んでみることにしたわけです。
こちらの話は主に3部からなっていまして、
喋る猫とシャイで本が大好きな高校生:夏木林太郎が冒険をしながら本を救っていくファンタジーです。
大長編は疲れてしまう・小説を読むのは苦手
そんな人にも読みやすい簡単で進めやすい文章と内容。
夏川版「銀河鉄道の夜」とはよく言ったもので、
確かに同じ匂いを感じる作品です。
(ラストは、銀河鉄道の夜よりもハッピーエンドですよ!)
そして、グイグイで物事をはっきり言う、
クラスメイト(学級委員長)の女の子とおばさん。
女性陣がグイグイ。
シャイな主人公にグイグイな女の子なんて、
なんて萌えな設定なんですか!!!←
本を救う林太郎の言葉たちはメモを取りたくなるくらい力強く、
とても励まされることばかりです。
本の楽しみ方、私も考えなすきっかけになりました。
私にも、本が好きなおしゃべり猫現れてほしいですが、
そんな猫が現れるくらい読書を出来ていなかったと自覚があります。
やっと本を大切に思いながら読めるようになったのは、
ここ最近かも。
本の面白さに目覚めるのが遅すぎた(´;ω;`)
いや、今からでも遅くないと信じています…!
だからこそ、こんな素敵な小説にも出会えたのだと思うし!
(上手いこと言ったつもり)
これからもっと読書を楽しもうと思います。
著者は神様のカルテも有名ですね。
まだ関連作品を見たことがないので、一気に気になりました(´-`*)