東京ムムムカンパニー第6回公演
(第29回池袋演劇祭参加作品)
『だるまさんが転ばない』
<日時・会場>
2017年9月15日(金)~9月17日(日)
てあとるらぽう
<キャスト>
飯嶋耕大(東京ムムムカンパニー)
宇敷浩志(東京ムムムカンパニー)
榊原 雄(TEAM-ODAC)
坂元秀平(東京ムムムカンパニー)
櫻井一津子
田中章貴
藤田瀬奈
三澤康平(東京ムムムカンパニー)
森 亮平(東京ムムムカンパニー)
依乃王里
<スタッフ>
◆スタッフ
脚本・演出:白金アキラ
原案:飯嶋耕大
舞台監督:小川陽子
照明:中野舞台照明
音響:斎藤裕喜
舞台美術:村上薫
宣伝美術:三澤康平
原画デザイン:中島真
制作:吉野いづみ
池袋演劇祭の審査員としての観劇。
お次は、てあとるらぽうという初めての劇場での観劇でした。
のぼりのお陰で一発で気が付きました。
(この後もいくつか回りましたが、のぼりがあったのはこの劇場だけでしたね)
公演時間が貼られているこの劇場の看板が、
なんとも哀愁漂う文字。
あまり大きくない地下にある劇場で、
客席とステージの距離も近い!
こういう劇場が、もっとたくさん増えれば素敵^^
舞台は、若き漫画家(主人公)と、
その友人で役者目指している青年、編集者、家族との話。
自分のバックグラウンドと近いことばかりで、
色んなものが突き刺さりました…
主人公は一発人気作を当てて、
そのあとが続かなくなってしまった若手漫画家。
漫画家としての夢をかなえているだけでも素晴らしい!
と思ってしまうのですが、
やっぱり夢を続けるって本当に大変だなと思います。
病気で好きなことの継続もままならなくなる人もいるわけですし…
一方、夢を叶えられていない、
役者志望の友人との並行線のやり取りも見ていられなくて、
思わず目を伏せてしまったシーンもありました。
私自身も夢が叶ったこと、叶わなかったこと、
沢山のことを経験してきたので、
どちらの気持ちも痛いほどわかり、
目の前の劇を受け入れられなくなって…
芸術は数字で評価できるものじゃないけど、
良いものを作ろうと挑戦していく強さは忘れないでいたい。
夢をかなえ続ける強さ・野心は忘れずにいたい。
ラスト、主人公の友人で役者を目指していた男の子の決断に男らしさを感じました。
(舞台に関わりたいと裏方業の会社に就職)
カッコイイ!
見方を変えれば、どんな形でも夢を叶える(近づく)方法はある…!
役者さんたちも芸達者で、
演出もストーリーもとても見やすい作品でした♪