2017/3/13 『日本の劇』戯曲賞2015「檸檬の島」19:00

2017年5月8日月曜日

ストレートプレイ 感想 観劇 日本劇団協議会 舞台

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●文化庁委託事業 平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
日本の演劇人を育てるプロジェクト
「日本の劇」戯曲賞2015上演
舞台「檸檬の島」

<日時・会場>
2017年3月10日(金)~15日(水)
恵比寿・エコー劇場

<キャスト>
吉川純広
みや なおこ
鍛治直人(文学座)
樫本琳花
原田樹里(演劇集団キャラメルボックス)
平井真軌(無名塾)
七味まゆ味(柿喰う客)

<スタッフ>
作:西 史夏(にし・ふみか)
演出:中屋敷法仁(柿喰う客)

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初のエコー劇場。
恵比寿のこんなところに劇場があることに驚きました。
まだまだ知らない劇場がいっぱいあるなぁ。


こちらは、『日本の劇』戯曲賞2015の最優秀賞作品。
実はオーディション情報から見かけていて、
中屋敷さんが演出するということで、ずっと目をつけていた作品。

キャストが発表されてから、
もうメンバーが豪華で、
これはすごい芝居が観れるぞと、
期待して向かいました。
なんと、まさかの最前列で観劇。


話は純粋な家族劇で、
奇抜な事は起きたりはしないのですが、
それぞれのキャラクターの粒が綺麗で、
最優秀賞納得、の吸引力ある作品でした。

こういった現実味のある作品を演出しても、
中屋敷さんのフィクションに見せる世界観が上手くて、
グッと、さらに吸引力が増すんですよね。


リアルっぽい日常の中に埋め込むフィクションのうまさ。
くーいつか中屋敷さんの演出受けたい!


役者さんも、みんながみんな主役級。
引くところは引く、出るところは出る。

皆さんバックグラウンドの劇団などはバラバラですが、
そこで培ってきたものをいかんなく発揮されていて、
とってもバランスが良い布陣でした。

全員が全員個性的、かつ印象に残る。
これって本当にすごいなと思います。

つい埋もれてしまったり、
悪目立ちしたりする出演者を見たことありますが、
この作品は、キャストさん全員にそれぞれ印象に残ったところがあって。

非常に完成度の高い舞台でした。

何だか色んな演出バージョンで見てみたい作品です。
色んな演出家さんで上演してみてほしいなぁ。



戯曲(台本)と七風レモンの広告チラシを模したパンフレットは、
観劇者全員へそのままプレゼント。
 

なんと(;゚Д゚)
戯曲もらえたのすごくうれしいです。

何通りにも解釈できそうな、単純に見えて複雑、
パズルみたいなやり取りが沢山あったもので、
見返してみたかったのです。ラッキー♪



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