ミュージカル「フランケンシュタイン」
<日時・会場>
2017年1月8日(日)~1月29日(日)
日生劇場
<キャスト>
ビクター・フランケンシュタイン(Wキャスト):
中川晃教/柿澤勇人
アンリ・デュプレ(Wキャスト):
加藤和樹/小西遼生
ジュリア:音月 桂
ルンゲ:鈴木壮麻
ステファン:相島一之
エレン:濱田めぐみ
朝隈 濯朗 新井 俊一 後藤 晋彦 佐々木 崇 当銀 大輔 遠山 裕介
原 慎一郎 丸山 泰右 安福 毅 彩橋みゆ 江見 ひかる 可知 寛子
木村 晶子 栗山 絵美 谷口あかり 原 宏美 福田えり 山田裕美子
リトル・ビクター(Wキャスト):
石橋陽彩/難波拓臣
リトル・ジュリア(Wキャスト):
齋藤さくら/寺田 光
<スタッフ>
音楽:イ・ソンジュン
脚本/歌詞:ワン・ヨンボム
潤色/演出:板垣恭一
訳詞:森 雪之丞
音楽監督:島 健
振付:森川次朗 / 黒田育世
美術:乘峯雅寛
照明:高見和義
音響:佐藤日出夫
衣裳:十川ヒロコヘアメイク:宮内宏明
擬闘:渥美 博
歌唱指導:福井小百合
指揮:八木淳太
音楽コーディネイト:東宝ミュージック
舞台監督:廣田 進
演出助手:長町多寿子
プロデューサー:篠﨑勇己(東宝)/森 博道(ホリプロ)
フランケンシュタインと言えば、
ナショナルシアターライブでも上演されていましたし、
※以前見たときの感想
>ナショナルシアターライブ「フランケンシュタイン(FRANKENSTEIN)」ベネディクト・カンバーバッチ:博士役
色々な派生作品があるので、そちらを思い浮かべがちですが、
本作は韓国ミュージカルとして、
また新たにリメイク(オマージュ?)された作品。
人を製造したこと、それで怪物が生まれてしまったこと、
従来の設定はそのまま活かしておりました。
そこに、韓国ミュージカルらしい大作なメロディと音楽に乗せ、
またドラマチックなストーリーのリメイクもあって、
もう日本人の心わしづかみ!なダークな雰囲気のあるミュージカルでした。
絶対、これ、再演しますね(断言)
2幕でメインキャストが2役やるわけですが、
その配役がなんとも絶妙。
結構真逆に近い役をやるので、役者さんたちも楽しそうだなぁ…。
ずっと抱え込んでばかりの役だと、
舞台を抜けたときに発散が必要なので(私の場合(笑))
舞台ではっちゃけられるなんて、
なんとも幸せな事か。
こんな二役、私もやってみたーい!というくらい、
見ながら「良いなぁ♪」とずっとつぶやいてました(心で)
あのステージまでは…まだまだ遠い。
何回でも味わう価値のあるメインキャストの二役は、
もっと色々思考を巡らせたいです。
そして、本日の日替わりキャストはこちら。
大好きな柿澤勇人さんに、
私の中の永遠の跡部さま(テニミュ)である加藤和樹さま…
※12年前なんですか!?ひょえええ
もう、柿澤さんは言うことありません…
あの人の喉は超人なのでしょうか…
ものすごい広い音域の歌でも、
本番ではバシッと決めてくる底力と実力。
演技も大好きです。
影を抱えた天才をやらせたら、もうドンピシャですね。
(スリルミーの彼しかり、デスノートの夜神月しかり…)
2幕のジャックは完全に楽しんでましたね(笑)
いやー演出家NGが出そうなくらいに遊びまくっておられましたw
和樹様は、すっかり大作ミュージカルのメインで活躍されるようになって。
真っ直ぐな歌声がとても響きます。
そして、2幕の怪人役は、
"孤高"という言葉がピッタリでした。
一人、耐えながら、
グッと高みから見下ろす様子がなんとも切なくて。
いつ、アンリとしての記憶を取り戻したんだろう…。
北極に行くギリギリまで取り戻していなかったんじゃないかなぁ、と、
和樹様の怪人を見たときは思いました。
そして、濱田めぐみさまは、本当に抜群な歌唱力をお持ちですよね…
偉大さを思い知らされました。
歌声にとにかく聞き惚れてしまいました。
あぁ、幸せな時間だった…(*ノωノ)