りゅーとぴあプロデュース
「オフェリアと影の一座」
<日程・会場>
2016年11月30日 (水) ~2016年12月04日 (日)
東京芸術劇場プレイハウス
<スタッフ>
原 作 /ミヒャエル・エンデ (岩波書店刊)
上演台本/笹部 博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)
演 出 /小野寺 修二
<キャスト>
オフェリア/白石加代子
影たち(劇中劇)/
旺なつき、彩吹真央、彩乃かなみ、真瀬はるか、舘形比呂一、フィリップ・エマール
踊り/
大庭裕介、辻田 暁、増井友紀子、藤田桃子、阿目虎南(大駱駝艦)、宮本正也(大駱駝艦)
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白石加代子さんを拝見するのがとても楽しみで向かった舞台。
もう!私もあんな風に年を重ねていきたい!
と叫びたくなるくらい素敵でした。
年を重ねたからこそ出せるかわいさ。
少女をやられているときは本当に可愛くて。
重さと軽さとが入り混じったせりふ回しは、
私では全く出せない境地といった感じでした。
憧れの彩乃かなみ様のトゥーランドットも素晴らしかった(*´`*)
彩吹真央さんの男役はやっぱりかっこいい。
小野寺さんの演出は影絵を駆使して、
より幻想的に絵本の世界のようだなぁと思っていたら、
なんと本当に原作が絵本。
影たちが鞄に入っていくのが皆さん上手で、
本当に沢山入っていったように見えるライトの構成。
影、って確かに表現が難しいですよね。
舞台でどう表現するのかなと思ったら、
本当に影を使ってお芝居を作っていて、
もう!小野寺さん流石です!と言った感じでした。
ファンタジー要素たっぷりなのに切なくて、
大人も考えさせられる素敵な作品。
ラストの遊園地みたいな移動馬車(?)のシーンは、
とても美しくて感動的でした。