ホーム
/
ブラナーシアターライブ
/
ブラナー・シアター・ライブ
「ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)」
<キャスト>
ジュリエット:リリー・ジェームズ
ロミオ:リチャード・マッデン
マキューシオ:デレク・ジャコビ
バルサザー:ニッキ・パテル
ベンヴォーリオ:ジャック・コルグレイヴ・ハースト
モンタギュー夫人:ゾエ・レイニー
モンタギュー:クリス・ポーター
キャピュレット:マイケル・ラウズ
キャピュレット夫人:マリサ・ベレンスン
ナース:ミーラ・シオール
パリス:トム・ハンソン
ティボルト:アンス・カビア
プリンス:テイラー・ジェームス
ロレンス:サミュエル・バレンタイン
<スタッフ>
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ケネス・ブラナー
演出・振付:ロブ・アシュフォード
収録版監督:ベン・キャノン
舞台・衣装デザイン:クリストファー・オラム
照明:ハワード・ハドソン
サウンドデザイン:クリストファー・シャット
作曲:パトリック・ドイル
******************************************************
ミュージカルにもなっていて、超有名なこの作品。
主役の二人(リリー・ジェームズとリチャード・マッデン)は、
映画「シンデレラ」で共演しています。
その映画の監督がケネスブラナー。
すごい再共演。
そういえば、映画シンデレラの吹き替えをしているのが
しろたんこと城田優くん!
しろたんはミュージカル「ロミオ&ジュリエット」でロミオ役をやっていたりと、
不思議な共通点ですね。
とにかく、ジュリエット役のリリーがとってもかわいい!
愛に全力で、相手が欲しくて離れたくなくてたまらない!
と言うのが、もう演技だけで溢れてくる。
日本だと高い声を使ったり、
少女っぽい動きをしてみたり、
こう、目先のスキルに頼ってしまう感じがあるのですが、
(私もついつい…ごにょごにょ)
自分の溢れ出るものから、
全てをぶつけて少女を演じる様子は、
ただただ唸るばかり。
ロミオが史実に忠実な、恋多き男で、
馬鹿な全力男っぷりがこれまた良いです。
(褒めてます。)
マキューシオが老人だったりと、
面白い設定もあるなか、
全然違和感なし。
むしろ口うるさい感じがとてもピッタリ。
ミュージカル版との違いで一番驚いたのが、
パリス伯爵。
まさかパリス伯爵まで死んでしまうとは露知らず…
そして教会にまでやってくるというのも、
なんともうざい(笑)
そして、ジュリエットのお父さん。
ミュージカル版で感じた温かさが、
あまり有りませんでした。
(ミュージカル版のお父さんは、石川禅さんがやられていて、それゆえの温かさもあったかも?)
もう、超亭主関白で高圧的。
あれじゃあ自我に目覚めたジュリエットも逃げ出したくなるw
若さゆえの勢いがストレートならではの疾走感で表現されていて、
ミュージカルとはまた違う魅力を感じました。