こまつ座『木の上の軍隊』
<日時・会場>
2016年11月10日(木)〜27日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
上官:山西惇
新兵:松下洸平
語る女:普天間かおり
ヴィオラ演奏:有働皆美
<スタッフ>
原案:井上ひさし
作:蓬莱竜太
演出:栗山民也
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大好きな俳優:松下洸平さんが、
またまた栗山民也さん演出の舞台に出演するという、
なんとも私としては絶対観に行きたい舞台でした。
発表を聞いてからワクワク。。
ガッツリ骨太の芝居かと思いきや、
やっぱりそこはこまつ座&井上ひさしさんの原案。
ほっこり笑えるシーンもあり、
飽きずに見ることが出来ました。
極限状態の人間がどういう状態に陥るのか、
平和ボケしている私たちに、
今一度考えなおすきっかけをくれる舞台でした。
人間は環境に流されやすくて、
そしてなんて醜いものか…
それでも、やっぱり私は人間に生まれて良かった。
今この場所にいることが出来て良かったと思うわけです。
山西惇さんの上官は、もう、そのもの。
目の前で生きていました。
本当にこういう人だったんだろうと思わずにいられない。
松下洸平さんの純朴さと真っ直ぐな演技は、
とても新兵にピッタリ。
悪ガキ感もとても良いですね( *´艸`)
ふっと見せる影も、松下さんの持ち味だなと。
スリルミー再演してくれないかなぁ…
(今でも待っています)
普天間かおりさんも初舞台とは思えない、
堂々とした立ち居振舞い。
そしてハマリ役。
ミステリアスな雰囲気が、この舞台にとてもあっていました。
そしてこの語る女、
いつかやってみたいと思いました。
劇中劇?っぽい感じで上官の奥さん役やるところも良い。。楽しそう。。。
まずは、琉球訛りで歌えるように練習するところから…
かな。
初演はDVD化されています。