アマヤドリ本公演
『月の剥がれる』
<日時・会場>
2016年9月23日(金)~10月3日(月)@吉祥寺シアター
笠井里美
渡邉圭介
小角まや
榊菜津美
糸山和則
沼田星麻
宮崎雄真
中野智恵梨
石本政晶
石井葉月
石井双葉
一川幸恵
倉田大輔
(以上、アマヤドリ)
谷畑聡(劇団AUN)
西川康太郎(ゲキバカ/おしゃれ紳士)
細谷貴宏(ばけもの)
秋本雄基(アナログスイッチ)
遠藤杜洋
西村蒼
木村聡太
ザンヨウコ
田中美甫(CHAiroiPLIN)
毛利悟巳
飯野愛希子
大塚由祈子
池田優香
鳴海由莉(ブルドッキングヘッドロック)
<スタッフ>
作・演出 広田淳一
舞台監督 浦弘毅(株式会社ステージワークURAK)/白石祐一郎
舞台美術 中村友美
音響 田中亮大(Paddy Field)
照明 三浦あさ子
衣裳 矢野裕子/八木その
ヘアメイク 海老根阿弥
文芸助手 稲富裕介
宣伝美術 山代政一
制作 斉藤愛子
演出助手 木村恵美子/犬養真奈/吉本真里奈
振付協力 スズキ拓朗(CHAiroiPLIN)
撮影 赤坂久美/bozzo
楽曲提供 岡田太郎(悪い芝居)
劇団アマヤドリ、今回が初観劇となりました。
知り合いの大塚由祈子さんが出演されるということで、
お誘いいただいたのがきっかけ。
もう、頭を殴られるような衝撃的な作品でした。
肉体と、現代・過去を振り返りながら複雑に絡み合うストーリー。
ダンスと言葉の紡ぎ方が違うだけで、
こんなにも陰影がつくんですね。
ミュージカルをやるなかでダンスは身近にあったものの、
芝居にこんな風に取り入れられた動きは衝撃的でした。
上手奥から全員がゆっくりと出てくる瞬間は、
写真におさめたい位綺麗で、
そこから走り出してくる少年・少女たちのさまよう様も美しかった。
なんだかわからず、
胸がぎゅーっとなりました。
劇中に登場する架空の団体”サンゲ”
もう、否応なしにオウム真理教を思い出してしまいます。
適度な信仰心って、私は必要だと思うんです。
引き寄せなどを信じている人間なので、
何か信じてまっすぐ生きることで、
実際にその願いが叶いやすい状態に自分を追い込めると思うし、
その願いがかなわなくても、
いつしか自分自身がどんどん成長し、変わっていって、
その先の夢がかなうようになると思っています。
それを逆手に取った信仰心をあおるのは、
やはり嫌悪感があります。
なので、サンゲは怖かったー(笑)
論理が通って信じてしまう気持ちが分かるからこそ、
余計に怖かった。
今の日本は戦争に向かってほしくないと、願うばかりです。