熱帯倶楽部 Vol.11
朗読劇「The Guys 消防士たち ~世界貿易センタービルは消えても~」
<日程・会場>
2016年9月11日(日)13時~
新宿・ミノトール2
<キャスト>
天宮 良 / 松岡 美桔
<演奏>
tekkan
<スタッフ>
■原作・脚本 アン・ネルソン
「The Guys -消防士たち- 世界貿易センタービルは消えても」(平凡社 刊)
■翻訳 高橋 由紀子 / 田中 宏明
■演出 KG
■音楽 tekkan
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熱帯倶楽部さんが上演している朗読劇。
2001年9月11日に起きた
「世界貿易センタービルへのテロ」
を題材にした作品です。
世界貿易センタービルの倒壊。
無事に21世紀になったじゃないか~と、
呑気に中学三年生をやっていた私。
ドラマの最終回を見ていて、
突然放送が変わり、
ニューヨークの中継になったのを今でも覚えています。
「テロ」というものを意識したきっかけにもなった事件。
今でも世界で起きているテロのニュースを見ると、
この時のことを思い出してしまいます。
9/11という日に敬意を払って芝居をしている作品は見かけたことがありますが、
この日の出来事そのものを扱っている作品は初めて。
ゆっくりとゆっくりと。
凍ってしまった心を、
常温で解凍していくような。
ほんのりとした暖かさと、
変えることができない、
運が悪かったとしか言えない出来事との向き合い方を改めて感じさせてくれる作品でした。
どんなに周りを幸せにする生活をしていても、
理不尽な事件や事故は免れられない。
特に日本は自然の脅威も常にあります。
それでも前を向いて、
日々を一歩一歩確かめながら生きていくしかないのですよね。
こちらの会場は食事も提供しているとのことで、
自家製・熱々ミートパイを注文。
松岡さんに「わー!おいしそー!」
とトーク中にも関わらず、言ってもらえた御品(笑)
なかなかの肉厚(?)で、
パイのなかがぎっしり。
幸せ~♪
ラストは、出演者皆さんがミュージカルでも活躍されている歌い手さんばかりということで、
「いのちの歌」
をラストに歌ってくださいました。
元は双子女優:マナカナさんの歌です。
NHK連続テレビ小説『だんだん』劇中歌になります。
tekkanさんもピアノを弾きながら参戦!
素敵な歌で、私も覚えたくなりました。
※朗読劇の原作(kindle版)