映画:ジュリーテイモア演出の舞台「夏の夜の夢」。幻想的で舞台美術の素晴らしさ。

2016年4月13日水曜日

シェイクスピア 映画

t f B! P L


ずっと前から映画館で上映されていたのを知っていながら、
なかなか観に行けなかった作品。

2月にやっと観に行けました…! 嬉しい…!!!


ジュリーテイモアとは、
「ライオンキング」の演出でトニー賞にも輝いたすごい女性演出家!


映画「テンペスト」の監督でもあります。



観に行く前、"夏の夜の夢"と言うと、
私は劇団Studio Life(スタジオライフ)のレパートリー作品という印象が強かったです。

シェイクスピア作品をオールメールで上演しており、
耽美的に、とても綺麗で見やすい作品として見せてくれます。

※十二夜が、初めてこの劇団で見た作品です。



ジェシーティモアの「夏の夜の夢」は、美しさもさることながら、
とにかく見入ってしまう演出と舞台美術・衣装が圧巻。

気がついたら口をあんぐりと開けて、ぽっかーんとしていました。

妖精たちがCGで描いているのかと言うくらい美しいです。


子供を使った演出は、不安定かつ不思議な雰囲気を醸し出していて、
妖精の私たちに対するイメージを具現化しており面白かったです。


パック役が女性だったというのも後から調べて驚き…!
中性的で飄々と舞台を駆け回る様子が印象的で、目に焼き付いています。


あと、惚れ薬で勘違いをしたあと、恋人4人が対決をするシーン。

皆、白い下着姿になって、枕投げのようにやりあう様子は、
さながら修学旅行の夜でした(笑)


この4人が争うシーン、どんなバージョンで見ても一番好きなシーンなのですが、

こんな風に突然安っぽい感じで(褒め言葉!)演出をつけてくるとは、
度肝を抜かれて笑いっぱなしw

演者たちが白熱すればするほぼ面白くてしょうがなかったです。


妖精たちや森をさまようシーンがとても幻想的で美しかった分、
反動が凄かったですw


これは是非、DVDとして残してほしいくらい映像でも充分に堪能できる作品でした。

あの幻想的な世界をまた観たいので、
どうか…!DVD…!




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