2016/02/18(木) 舞台「オーファンズ」アフタートーク:三津谷亮、宮田慶子(演出)

2016年4月6日水曜日

D-BOYS D☆DATE 感想 観劇 宮田慶子 柳下大

t f B! P L

『オーファンズ』

<スタッフ>
脚本:ライル・ケスラー 
翻訳:谷賢一 
演出:宮田慶子

<キャスト>
柳下大(トリート役)/平埜生成(フィリップ役)/高橋和也(ハロルド役)

<公演>
■東京公演
2016年2月10日(水)~21日(日)

<会場>
東京芸術劇場 シアターウエスト

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上演が発表された時から見たいと思っていた作品。
あらすじと出演者を聞いただけで、見る前からワクワクしていました。


ライル・ケスラーという作家を意識したのは今回が初めて。

映画「聖者の眠る街」の脚本なども手掛けている方。


非常に心理描写が丁寧で、
3人の心情それぞれの気持ちが分かり、
誰に対しても感情移入しやすかったです。



それぞれが、大小・見え方も形も違えど愛を持っていて、
なんでそんなにすれ違ってしまうの!?と歯がゆくもなったり。


宮田さんの丁寧で心にふっと寄り添うような演出も、
シンプルな会話劇ながら、
物語に集中しやすくしてくれていたと思います。



トリートとフィリップの兄弟は、とても切ないですね。

トリートがもっとフィリップを信じてあげることができれば、
二人はもっと楽しく暮らしていけるはず。

トリート自身が抱えた暗い闇も、
それで少しは晴れるんじゃないかな~と思いました。




とも君は、見事なはまり役。

熱海殺人事件を見たときに、なんて芝居をする子なんだろう…
と感嘆したのを思い出しました。

繊細で力強くて。でも自由。

熱海殺人事件の終盤の長台詞は、かなりの名場面です。
今でも思い出せるくらい、あの場面のとも君の芝居が好き。


お兄ちゃんで繊細な役は、とも君にぴたーっとはまってました。



弟役のきなり君が、
以前拝見した時から役者として何重にも違ったものを見せてくれたのには驚きました…!

最後に見たのは、数年前のプレステージの舞台かな…。



高橋さんは渋くてカッコイイです。
二人をがっちり支えるお芝居に、安心してしまいました。



この日はアフタートークつき。


アフタートークゲストの三津谷亮くん(D-BOYS/D2)が、
トークしながらやはりウルウル泣いてしまっていましたw

※彼はとても感受性が豊かで、
 普通の若手俳優がやるイベントでも、感動して泣いてしまうくらいです


宮田さん・とも君は、そんな三津谷くんを知っていたので、
アフタートークなんて出来るんだろうか?と心配していたそう。

見事予想的中ですw



やはり集中力を使う舞台らしく、
とも君も開演30分前位から誰ともしゃべらず集中していたいそう。


ともくんの楽屋に挨拶に行った三津谷君が扉を開けたとき、
集中している様子を即座に察知して、すぐ扉を閉めたんだとかw


ワンシチュエーションとはいえ、3人しか出演者が居ないというのは、
総じて出番もセリフも増えますよね。


今回映像化されなかったのがとても勿体ないくらい


※オーファンズの原作は、なんとkindleでも読めます…!



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