「NINAGAWA・マクベス」
<期間・会場>
2015/9/7(月)~10/3(土)、シアターコクーン
<スタッフ>
演出:蜷川幸雄
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:小田島雄志
<キャスト>
市村正親、田中裕子、橋本さとし、柳楽優弥、瑳川哲朗、吉田鋼太郎 ほか
配役はこちら。
以前から愛読させていただいてる高野しのぶさんのメルマガで、
「仏壇マクベス」
と書かれていたのがずっと気になっていました。
※バックナンバーの記事はこちら
開演してから、しばらくしてすぐにわかりました。
舞台そのものが、見慣れている仏壇の中で上演されているようになっていたのです。
舞台セットが仏壇の飾り枠のように囲まれていて、
仏壇と同じように、開け閉めできる扉付き。
冒頭で老婆が客席から登場。
しまっていた扉をゆっくりとあけて、舞台両脇袖に着席。
そのあと、老婆のお二人はずっと舞台の様子を眺めています。
ご飯を食べたり、お茶を飲んだりしながら。
さながら有り難いお話し(お経)を聞いてるか、テレビをずっと見ているよう。
この老婆が舞台と客席を結ぶ役割のようを担っているように思いました。
仏壇の中で行われている見世物:劇中劇で、
それを一緒に見ているのが老婆たち。
なんだか儚い気持ちになりました。
人生というのはあっけあくて、小さな歴史に過ぎないんだなと。
両脇にずーーーっと上演中座りっぱなしの老婆のお二人。
あの役は何とも大変ですね。。頭が下がります。
他、メインキャストはそれぞれ主役をはられてもおかしくないぐらいの方々。
熱量も本当にすごい!
始めましての田中裕子さんには色気にやられました。。
舞台から醸し出されるあの色気はなんでしょう。
お写真で拝見すると優しい素朴なお母さんのような雰囲気の方ですが、
マクベス夫人の腹黒い一面を見事に体現されていました。
もう60歳になられるとは、、驚きです。
吉田鋼太郎さんが家族を殺されて叫ぶシーンでは、
客席のいたるところからすすり泣きが聞こえてきました。
マクベスが、こんなにも日本バージョンに大胆にアレンジ出来るということに驚きです。
何でもやってやれないことはないんだなと感じました。
※映画※
※書籍※
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