朗読劇『コリオレーナス』
公演期間:
2014年11月25日(火) 19時
11月26日(水) 15時 / 19時
会場:
文学座アトリエ
作=W・シェイクスピア
訳=小田島雄志
演出=西川信廣
出演:
林秀樹、早坂直家、瀬戸口郁、岸槌隆至、鍛治直人、神野崇、佐川和正、駒井健介、内藤裕志、本山可久子、富沢亜古、永川友里
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以前ワークショップでお世話になった、西川信廣さんが演出、
瀬戸口郁さん、佐川和正さんが出演されておりました。
こんな素敵な作品が3回だけの上演で、しかも千円 … !
もっともっと沢山の方に見て欲しい公演でした。
本当に3回だけとはもったいない!
2014年はシェイクスピアが生誕450年ということで、
文学座では「シェイクスピア祭」を開催されているわけですが。
そもそも、450年経っても色あせず楽しめる作品を残したシェイクスピアとはどういう人物だったのか。興味がわいてくる作品でした。
今まで見てきたシェイクスピア作品で、
この「コリオレーナス」が一番好きかもしれません。
まっすぐなまでに自分を貫き通したコリオレーナスの生き方。
周りから見ればただの傲慢野郎でも、
あれだけ自分を押し通せれば、どれだけの事が叶っていくのでしょうか。
(限度はありますけどね)
会社員なので嫌でも社会的動物として日々の物事を選択している私は、
コリオレーナスの生き方がとてもかっこよく映りました。
でも、その傲慢さで死にたくはありませんけどね!(笑)
瀬戸口さんが主役のコリオレーナスをやられていたのですが、
もうピッタリはまり役!
傲慢で、人に謝ることを良しとしない、お堅い役どころがピッタリ。
佐川さんはコリオレーナスの側近。
突っ走るコリオレーナスを見守るのが、
ご本人の柔らかい雰囲気にこちらもピッタリでした。
作品は朗読劇と言えど、
役者さんたちは台本を持ちつつ場面に合わせて動いていきます。
その躍動感も相まって、演技の波(緩急)が素晴らしく、
難しい中でもぐいぐい引き込まれていきました。
そして、文学座の方々の、声の通りの良さは見ならなくてはなりません。。。
終演後には、出口で役者さんたちがお見送り。
いつもの気さくな瀬戸口さんがいらっしゃいました(´▽`)
佐川さんにもご挨拶。
相変わらず腰が低くて丁寧なお方です。
西川先生にも忘年会でお会いしましょう!とご挨拶をしまして、退散。
それから、この日一緒に観劇したワークショップ仲間とご飯。
鍋が美味しい季節になりましたね(。´・ω・)