ミュージカル「モーツァルト!(MOZART!)」
脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲 シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞 小池修一郎
<出演>
井上芳雄/山崎育三郎(Wキャスト)、花總まり、平野 綾/ソニン(Wキャスト)
香寿たつき/春野寿美礼(Wキャスト)、山口祐一郎、市村正親 ほか
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やっと観に来れました!
本日のキャスティングはこちら。
本日は、拝見したかったお三方がそろった回でした。
今回卒業ということで、
どうしても観劇したかった井上芳雄さんのモーツァルト。
本当に35歳!?と疑ってしまうくらい、少年のようにキラキラ眩しく、
そしてぴょんぴょんと動き回る!
井上さんは、
舞台に立つ姿がいつも全身から"楽しい!"というのが伝わってきます。
辛いシーンでも、楽しいシーンでも、
常に全力でステージに立てる喜びを全力で出しており、
見ているこっちも気持ちが良いです。
カテコで幕が閉まった後もアマデ役の子と登場してくださり、
「オーケストラの皆さんにもう一度拍手!」
「皆さん気をつけて帰ってね!素敵な週末を!」
と言いながら、笑顔で帰って行った姿が眩しかったです。
お客様にも、オーケストラにも、全ての皆様に感謝を忘れない井上さん。
「ミュージカル界のプリンス」と言われトップを走り続けながらも、
その謙虚な姿勢が、ファンも応援し続けるのだろうなと思います。
井上さんのヴォルフガングは、
音楽の天才としてもてはやされた青年でありながら、
自由で、奔放で、
単純に音楽が好きな一人の少年にうつりました。
そして家族と楽しく過ごしたかった。
ただそれだけなのに、
音楽の才能がずば抜けていたがゆえ、何か歯車が狂い、
結局は自ら破滅の道へ進んでしまった。
普通の人間である私は、つい天才に憧れてしまうわけですが、
自分の未熟さを認め、
成長する楽しみを持っていられるのは幸せなのではないかなと思いました。
アマデの演出も憎いですね。
全編を通して、ずっとヴォルフガングのそばにおり、
時にその才能の象徴として、時に悪魔として、
そばを離れない姿が考えさせられる役でした。
ソニンさんは、決まった時から絶対に拝見したかったコンスタンツェ!
♪「ダンスはやめられない」
がこんなにも切なく、熱い歌として聞かせてくださり、
もう一気に大ファンに!
コンスタンツェという役が今回とても好きになりました。
香寿たつきさんも、見たかったヴァルトシュテッテン男爵夫人。
ストレートプレイでも、ミュージカルでも、
いつ拝見しても素晴らしいものを見せてくださり、大好きな女優さんです。
今回も、歌われる姿は夫人そのものでした。
ヴァルトシュテッテン男爵夫人は、私がやりたいと思っている役でもあります。
♪「星から降る金」
とても難解で、私にはまだまだハードルが高い曲です。
香寿さんは綺麗に難なく歌い上げている姿を見て、
私にはもっと越えなければいけないハードルを感じるばかりでした。
吉野圭吾さんも素晴らしい味のある役をやられていましたね。。
ダンスも出来て歌える、、
私の知っている音楽座出身の方はとても器用な方ばかりです。
モーツァルトと言えば、普段はドイツ語で録音されたバージョンのCDを聞いています。
『Mozart』 | ||||
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ドイツ語の星から降る金も、綺麗で素敵な曲です。
今回は遂にDVDにもなるとのことで!
しかも今日のこの組み合わせでの映像化!
歌だけでなく映像としても残るDVDが今から待ち遠しいです。
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