2017年11月に出演した舞台で、
私は「連続殺人犯に娘を殺された母」という役をやっていました。
その役作りで本を探していた時に見つけたもの。
見つけた時、一瞬で当時の記憶が蘇ってきました。
細かい報道などは覚えていませんが、
とても逸脱した事件で、
幼いなりに「何だこの事件は…」
と薄気味悪さを感じたのを覚えています。
犯人の少年Aは私とほぼ同世代。
殺された淳くんは、私の1つ上でした。
生きていれば、32歳。
殺された淳くんは、私の1つ上でした。
生きていれば、32歳。
怖いような真実を知りたいような、
複雑な思いで読み始め…
何度も読むのを中断してしまいました。
あまりにも辛い現実が目の前に書かれていて。
胸をえぐられるような内容の本です。
実は、最初の方はとても淡々としていて、~でした。~ました。と同じ終わりかたをする文章が続き、つまらない気分になっていました。
実は同時に加害者と加害者母の書籍も購入していましたが…
もう読むのも嫌になるくらい嫌悪感が出てしまいまして、
こちらにリンクを貼るのも憚られるほどでした。
是非、是非ともこちらの「淳」という本を、
この事件を知らない若い世代の人たちは手に取ってほしい。
設立からずっと改正されることのなった、
「少年法」の改正きっかけとなったとも言える事件の、
被害者家族(お父様)の本です。
この頃から、少年犯罪がとても浮彫になることが増えたように思います。
お父様が、今年の5月に報道各社に寄せた手記もが残っていました。
https://www.asahi.com/articles/ASK5R55QFK5RPIHB018.html
今も、犯罪被害者に関わる問題を解消する活動に、
尽力されているようです。
マスコミの方、法律改正に関わっている方々、この本読んでいますか?
この20年で改善されたことも沢山あるかと思いますが、
まだまだ道半ばだと土師さんは手記で仰っています。
この本の内容をしかと胸に刻んで頂きたいです。