「夜、さよなら/夜が明けないまま、朝/Kと真夜中のほとりで」
<日時・会場>
2017年7月7日(金)~30日(日)
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
<スタッフ>
作・演出|藤田貴大
衣装|suzuki takayuki
<キャスト>
石井亮介 伊野香織 尾野島慎太朗 川崎ゆり子 中島広隆
成田亜佑美 波佐谷聡 長谷川洋子 船津健太 吉田聡子
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初マーム。
10周年記念のツアーということで、
どの作品を見ようか悩んだのですが、
インタビューで藤田さん自身が「代表作」と言っていた、
「K」という作品がとっても気になりまして。
初日に観劇してきました。
久しぶりの彩の国さいたま劇場。
これは、総合芸術とも言うべきか…?
舞台を観に行った~というよりは、
動いてしゃべる美術館に行った気分です。
照明・小道具・台詞・衣装・人間・音楽が、
全部対等に並んでいる感覚。
終演後の演出の藤田さんと、
衣装のスズキさんのポストトークが、
それを物語っているようでした。
そう、スズキさんの観点が非常に面白かったです。
ここまで作品の世界をつかみ取り、
人の特徴まで見て衣装を決めているのもなかなかないのではと。
今回は、ただの見た目の印象のためではなく、
ちゃんと衣装も出演者に見えた気がしたのです。
どうしても時代背景とかしっかりしていると、
よっぽど抽象的な存在じゃない限り、衣装に固定観念があって。
それは照明も舞台美術にも言えるかも。
今回は、人以外もちゃんと出演者だ~と言えるくらい、
存在が対等でした。
ストーリーとしては、
Kちゃんが、どうなってしまったのか気になるよ。。
(つい結末を考えてしまう人)
Kちゃんの行く末によって人々に生まれる波紋を、
ゆったりと描いています。
身体表現と道具をあんなに使いながら、
お芝居していくのはとても繊細。
役者さんたちも、
繊細で0.01の違いなんかにこだわりながら作っている感じがしました。
終演後は、ふわーっと不思議な感覚になる。
このままの世界観で是非走っていってほしい。
リーフレットにステッカーまで頂きました。
(つい結末を考えてしまう人)
Kちゃんの行く末によって人々に生まれる波紋を、
ゆったりと描いています。
身体表現と道具をあんなに使いながら、
お芝居していくのはとても繊細。
役者さんたちも、
繊細で0.01の違いなんかにこだわりながら作っている感じがしました。
終演後は、ふわーっと不思議な感覚になる。
このままの世界観で是非走っていってほしい。
デザインがおしゃれで飾りたくなる。
観劇前に予約購入していた
マームとジプシー設立10周年記念本
『MUM&GYPSY 10th Anniversary BOOK』
『MUM&GYPSY 10th Anniversary BOOK』
も、ずっと7月に読んでいました。
届いてから噛み締めるように読了。
丁寧に丁寧に。
でも自分の今の衝動に正直に。
じわじわと自分に響いてくるインタビュー本。
6月に出演した
「hometown」というストレートプレイの前に読んでたら、
また世界の見方が変わったかも。