ミュージカル『人間の条件』
＜スタッフ＞
作：坂本鈴、オノマリコ、黒川陽子、モスクワカヌ（以上、劇作家女子会。）
演出：赤澤ムック（黒色綺譚カナリア派）
音楽：後藤浩明
振付：小林真梨恵（waqu:iraz）
2017年5月18日(木)～5月21日(日)
座・高円寺
＜キャスト＞
出演：
朝比奈かず、小泉まき（中野成樹+フランケンズ）、塚越光（INNERSPACE）、前原麻希
奥村飛鳥（笛井事務所）、エスムラルダ、河南由良（劇団だるめしあん）、神田麻衣、木内コギト（＼かむがふ／）、今野真智子、西原純、村本篤信、柳内佑介、anna、海老原恒和、小見美幸、近藤陽子、末延ゆうひ、竹内真里、中谷弥生、生井みづき、梅本杏莉、奥井まゆ、萱沼春菜（劇団集合地点）、中村沙羅、西村俊彦、松尾音音、吉見由香、吉田覚丸
フィールドワーク部:
一色亮佑、荻野桜子、小泉志野、琴松蘭児、小林薫、北村マイク、仙波瑠璃、中村奏太、根矢涼香
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劇作家女性４人からなるユニット「劇作家女子会。」の作品で、
去年のタイトルも決まってない段階から絶対観に行くと決めていた作品。
（実は、オーディションも受けていました…道のりはまだ遠い…(泣)）
もう人間のタブーに切り込んでいくような、
ぐりぐり攻めたものでした。
宗教に、自殺に、死んだ瞬間に溶けて消えてしまう人間以外の生物。
どれだけ言葉を尽くしてもこの作品を説明できない気がしたので、
公式ホームページより、あらすじを引用させていただきます…
＜あらすじ＞
近未来の日本。長期にわたって社会問題となっていた人口減少が、あるとき不意に止まった。間もなく、その原因が《地球外生物》であったことが判明する。多数の地球外生物が、人間の姿を模していつの間にか社会に紛れ込んでいたのだ。《ホモ・ミームス》、《人外》、《宇宙人》などと呼ばれる彼らは、人間として生活するばかりで何ら逸脱した行動を取らない。ただ死亡したときのみ、体がドロドロに溶けて地球外の生物であったことが明らかになる。 地球外生物であっても、人間として振る舞う以上はそのように扱うべきなのか。そもそも人間とは何なのだろうか。 人間の定義が動揺する社会で、人間の条件を問い直す。それは論争として、犯罪として、恋愛として、革命として、様々な運動として日本各地で巻き起こっていく。
※劇中の一部に性的な表現、暴力描写がございます。
最初は佛切れだった4つの異なった出来事が、
ドンドン重なっていって…
自分も人間なのかなぁ…と、疑い始めました。
人間である条件って…？
キャストさんもバックグラウンドに多種多様差を感じまして、
（もう色々ぶっ飛んでる演出もあり）
この作品のいびつさをより際立たせています。
劇作家女子会。さんの公式ホームページにある、
舞台写真や動画見ていただけると、雰囲気が伝わるかなぁ。
ロックな曲も切ない曲も良い曲揃い。
曲に乗せて、あれだけの出演者総出で踊ったり動き回る迫力凄かった。
スピード感と一体感と。
稽古は本当に大変だったと思います。
これだけの動きに場面転換に。
自分も出てみたかったという欲もありますが、
精進しようと思えるパワーも沢山もらいました。
あと、やっぱり生演奏はいいですね。
バンドのドラムがかっこ良かったなぁ…。
ダークでひと味違ったミュージカル。
シリーズ化してほしいなってくらい、
面白いテーマだなと思います。
