National Theatre Live「ハングメン(Hangmen)」
上映時間:約165分
初演劇場:ロイヤル・コート劇場
作:マーティン・マクドナー(ローレンス・オリヴィエ賞受賞演出家)
演出:マシュー・ダンスター(『1984』翻案・演出)
<出演>
デヴィッド・モリッシー(「ウォーキング・デッド」)
アンディ・ナイマン(『アサシンズ』)
ジョニー・フリン(「ブルックリンの恋人たち」)
イギリス北西部の街オールダム。死刑執行人でパブ経営者ハリーは、街の有名人。
死刑執行制度が廃止になるというニュースが出たある日、ハリーの反応に関心がある記者たちがパブにやって来るが――。
『ビューティ・クイーン・オブ・リーナン』(96年)などで知られる鬼才マーティン・マクドナーによる最新戯曲。
彼の書き下ろしは2005年にブロードウェイで初演された『スポケーンの左手』以来、ロンドンでは2003年にナショナル・シアターで初演された『ピローマン』以来となり、待望の新作といえる。
2016年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀プレイ賞受賞作。
※尊敬している高野しのぶさんの公式サイトでも、様々な情報が紹介されています
http://shinobutakano.com/2017/04/20/5315/
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2017年も積極的にNTL作品を観に行っております(*´ω`*)
今年度一発目はハングメン。
作品名は初めて聞きました。
シェイクスピアばりの長台詞に目を奪われる新作舞台です。
死刑執行人が主人公で、
シリアスなシーンも沢山有るのに面白いのなんの…
人の不幸ってこんなに面白いものなのか。
私は終始、傲慢な死刑執行人にイライラ(笑)
ああいうタイプの人間が、どうも癇に障ってしまうのです。ということは、逆説的に私もああいう傲慢なところが…
自分の身の振り方も気を付けようと思いますw
大きなうねりの中、
無実の罪かもしれない人が死んでいきます。
前述のとおり思わず笑ってしまうくらい鮮やかなのですが、
こんなことが当たり前のように起こっている気もして、
単純に笑ってばかりもいられませんでした。
出演者全員が全員、とにかくキャラクターが濃い!
脇役と日本では言われてしまいそうな役をやっている方でも、
主役に負けないくらいその場で必要な人物として、
舞台に存在しています。
これぞ、目立ちすぎず目立たなすぎず。
英国には職人のような役者さんもたくさんいるなぁと唸らされます。
私の勉強の日々はまだまだ続くなぁ…