KOKAMI@network vol.14
「イントレランスの祭」
<出演>
風間俊介 岡本玲
・
久ヶ沢徹 早織 福田転球 藤田記子 三上陽永 田村健太郎
・
大高洋夫 木村美月 池之上真菜 梅津瑞樹 佐川健之輔
<STAFF>
作・演出:鴻上尚史
美術:松井るみ
音楽:河野丈洋
照明:中川隆一
音響:中島正人
振付:川崎悦子
衣裳:山下和美
ヘアメイク:西川直子
映像:冨田中理
アクションコーディネーター:藤榮史哉
演出助手:渡邊千穂
舞台監督:澁谷壽久
宣伝美術:図工ファイブ
ホームページ制作:overPlus.Ltd
東京公演主催:全労済
運営協力:サンライズプロモーション東京(東京・東京凱旋公演)、キョードー大阪(大阪公演)
制作:高田雅士、倉田知加子
企画・製作:サードステージ
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久しぶりに鴻上さんの舞台を見に来ました。
カラフルな舞台美術に開演前からワクワク。
お芝居のみならず、ダンスやアクションも迫力があって、
グッと濃密な舞台でした。
風間くんのひ弱な青年があて書きかと言うくらいピッタリ。
岡本玲ちゃんのアクションには驚きました。
そして可愛い(*ノωノ)
コメディもたっぷりで本当に面白かったです。
しかし、その面白さの反面、本当に笑い事ではないなと感じることがたくさん…
ラスト、これはネタバレになってしまうのですが、
宇宙人と宇宙人排斥派の争いに決着はつかず、
また自分の信念を信じてそれぞれ戦いの日々に戻っていきます。
そのラストがとても好きでした。
どんな平和主義者でも、優しい人でも、
誰かにとったらその人の考えは絶対許せないものであるかもしれないし、
争いはなくなることはないと思います。
前に聞いた言葉、
「人間は生まれながらにして歪みがある」
と聞いたことを思い出していました。
男である、女である、
そのこと自体ですでに考えはゆがんでいると。
自分が好きだと思うことが異なるのは当然。
その中で、その歪みを受け入れて、
その人自身と向き合って、一歩ずつお互いに歩み寄れば、
もっとずっと生きやすい世の中になるだろうなと思います。
私自身もつい自分の考えを押し通してしまうので、
身に染みた作品でした。
この作品の本も出版されています。
気になる方はぜひ。