ナショナル・シアター・ライブ「スカイライト」-行橋安美の備忘エッセイ

上映時間：2時間42分
演出：スティーヴン・ダルドリー
作：デヴィッド・ヘアー
出演：キャリー・マリガン、ビル・ナイ、マシュー・ビアード

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7月は「スカイライト」です。
去年も上演されていたそうな。

出演者が3人しか出てこないんですよね。
その3人とも第69回のトニー賞にノミネートされるほど、名演の塊！のような作品でした。
（安っぽい言い方ですが、それしか浮かんできません）

私は少人数舞台が本当に好きなようで、
すっかり時間を忘れて見入っちゃいました。。

キャリー・マリガンとビル・ナイ、ほぼこの2人のシーンで進行していきます。
それでも全く飽きさせない演技！

2幕は社会問題にも触れ、キャリー・マリガンの台詞の後には拍手が起きるシーンも。
イギリスの社会に一石を投じるシリアスなシーンもありつつ、
息子役のマシュー・ビアードにはすっかり笑わせてもらったり。

ビル・ナイは17年前に上演されたときも同役で出演されていたそうです。
17年の時を感じさせない名演…！

最初は、親子にしか見えなかったにも関わらず、
確かに愛し合っていた軌跡が見えたとき、
もう戻れない二人の関係に、不倫とは分かりつつ淋しくなってしまいました。。

場面転換はなく、ワンシーンでこれだけ見せてくれる演出には脱帽です。
そして素晴らしい舞台美術。

消え物をふんだんに使って、生活感あふれる演出は、
すぐ隣の家で起こっていそうな日常を彷彿させます。

あのゆですぎたパスタや冷めたパスタソースなどは、毎回どうしてるんでしょう…？ｗ
終演後に皆さんで食べてるんですかね(笑)

※※キャリー・マリガン出演作品※※

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