2015/05/01(金) 舞台「孤島の鬼」19:00 アフタートークあり

2015年5月15日金曜日

阿久津愼太郎 感想 鯨井康介 舞台

t f B! P L

ネルケプランニング昭和文学演劇集 第四弾
『孤島の鬼』

【公演期間】
2015年4月22日(水)~5月4日(月・祝)

【劇場名】
赤坂RED/THEATER

【スタッフ】
原作:江戸川乱歩
脚本:石井幸一 (一徳会/K・A・G)
演出:西沢栄治 (JAM SESSION)

【出演】
藤森陽太 鯨井康介 崎山つばさ/
逢沢 凛 土井一海 前島謙一 平井浩基/
松崎 裕

【アフタートーク】
1日(金)19時 : 鯨井康介、崎山つばさ <阿久津愼太郎>

***************************************************************

初めての赤坂RED THEATER。
鯨井さんが出演されるということで観劇。

舞台写真や行ってきた方の感想を聞いて、とても期待値が上がった状態での観劇。


いやー。
鯨井康介という役者のすごさを改めて実感した舞台でした。

原作は全く読んでいなかったのですが、
諸戸という役がどれだけ難しいか、
そして原作者ファンの期待値が高い役かも伝わってきました。

美しく、聡明で、悲しみを背負った青年。
鯨井さんにあういう役をやらせると天下一品ですね。
立ち姿も綺麗なので、品のある所もピッタリ。


ALTAR BOYZのマークや、マグダラなマリアのなぎささんなど、
はっちゃけた役も素晴らしいのですが、
繊細な表現が必要な役がとても合うお方です。


藤森くんは、スタジオライフの少年十字軍以来。
退団後の舞台は初めてです。

純朴かつ、それ故に諸戸を振り回す様子が見ていてつらい。。
(褒めてます)

崎山君は、コミックジャック以来ですね。
(その時は奇抜な格好だったので、認識できておりませんでしたが…)

膨大かつでずっぱりである″私″という役を、
最後までペースが落ちることなくこなしておりました。
ラストは切なかったなぁ。。

″私″はこの悲しみをずっと背負って生きていくのでしょうね。


…この展開と役名で、嫌でも、(私の場合は)スリルミーとダブってしまいましたw


藤森くんと崎山君は二人で一役だったので、
日替わりでポジションを入れ換えての上演でも面白かったかもしれないですね。
(二人には酷ですが)


他にもお馴染みの役者さんも多く、
若手中心ながら完成度の高い舞台でした。

ミュージカル「テニスの王子様」のファースト・セカンドの比嘉中のお二人
(松崎さんと土井さん)が共演していたのも個人的に感慨深かったです。。


舞台の美術・照明もとても美しかったです。

もう一度見返したいので、DVD買います!




この日はアフタートークもありまして。

あくつのことたりてんの?
というTシャツを着て阿久津くん登場。
会場は失笑に包まれてのスタートでしたw

ちょっと観点がずれているのは相変わらずながら、
鋭い観点でのトークも進んだりしつつ、
舞台のシリアスさを吹っ飛ばす爆笑のアフタートークでしたw

鯨井さんはてんやわんやという感じでしたけれど(笑)



江戸川乱歩作品はやっぱり面白い!
文学作品の舞台化シリーズ、次回も期待したいです。

孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)

江戸川 乱歩 春陽堂書店 2015-02-20
売り上げランキング : 165564
by ヨメレバ

Blog Archive

ついてくるサイドバー

QooQ