2017/09/24 Re:Duh!「クロス~橘耕斎ヘダ日記~」【池袋演劇祭審査員】

2017年12月31日日曜日

感想 観劇 実話 審査員 池袋演劇祭 舞台

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第29回池袋演劇祭参加作品
Re:Duh!第5回公演「クロス~橘耕斎ヘダ日記~」

<日時・会場>
2017年9月21日~10月1日
シアターKASSAI

<キャスト>
大沢光秀、三上潤(外組)、久行しのぶ(タテヨコ企画)、鎌田秀勝、斎藤貴裕(ZERO BEAT.)、薗一輝、澤島祐介、宮本あや、滝口果歩、木村飛鳥、奥村亮介、大倉良介(Re:Duh!)

<スタッフ>
脚本・演出:大倉良介
舞台監督:小川陽子
舞台美術:仁平祐也
音響:ORANGE COYOTE
照明:阿久津未歩(LICHT-ER)
衣装:車杏里
音楽:大沼弘基

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今年はよく訪れていますシアターKASSAI。

会場では、今回の作品のもとになった出来事を絵本にまとめ、
そちらをリーフレットにして配ってくれました。



日本でこんな出来事があったなんて驚き。



ヘダ号は日本初の洋式帆船とされ、
その造船方法も時代の先を行ったものでした。


この舞台は、そのヘダ号を使ってロシアに密航した
橘耕斎という人物に焦点を当てたお話。


なんと、世界で初めての日露辞典完成に注力した人物なんです。
※参考⇒ 増田耕斎 - Wikipedia


そして、ロシアから来航した船にはプチャーチン提督という、
幕末の日露和親条約の締結使節の人も乗っていたのでした。

なんとまぁ、歴史の節目が重なった出来事ばかり!
時代が動くときには一気に物事が動くのですかね。


そういう人たちは、必ずと言っていいほど大きな壁にぶち当たっている。

自分の意思を持って動いていく強さを持っている人は、
そんなこともモノともしない強さで動いていく姿がかっこいい。

橘耕斎も時代の荒波にもまれながら、
最後には仏門に入るという激動の人生を送ります。


歴史を変えた人物・出来事を知ると、
自分も負けていられないなと感じます。


ほとんど舞台美術を使わないながら、
場転がスムーズで力強い舞台でした。


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