「野外劇 誕生」
<日時・会場>
2017年9月23日(土)~24日(日)
旧高田小学校 校庭
(副都心線雑司が谷駅1番出口より徒歩3分
都電荒川線/鬼子母神駅徒歩2分)
<スタッフ>
脚本・演出:上村奈帆(88生まれの女たち)
衣装:石高由貴(88生まれの女たち)
舞台監督:外波山流太
チラシ写真:安達英莉
チラシデザイン:岸本昌也
富岡英里子(88生まれの女たち)
菅原雪(88生まれの女たち)
矢島理佐(88生まれの女たち)
中村唯(88生まれの女たち)
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1988年生まれの女性たちで結成された団体の旗揚げ公演だそうで。
私と同年代の女性たちだけで作り上げる作品に興味が惹かれ、観劇。
野外劇、というのも楽しみでした。
会場の小学校へ向かう途中、
ちょうど行き止まりに旧高田小学校が。
この木の感じとか、
校舎の雰囲気・色合いがもうツボ。
ずっと雨の予報で開催を心配していたのですが、
間際で雨の日が金曜にずれて、土曜は無事に上演。
観劇した日曜日も、良いお天気の中での観劇となりました。
(この後雲が晴れて、日が照りつけたために暑くて汗ばむくらいに!)
ステージは校庭のど真ん中に設置され、
そこを囲むように、楕円状に椅子と座布団席があるのみ。
ストーリーは、廃品回収車の車がやってくるところから始まります。
リアルに軽トラックの荷台に人が積まれてやってきました。
「こちらは~廃品回収車です~」
のフレーズをスピーカーで流しながら。
こういう演出ができるのも野外劇ならでは。
話の端から、
どうやら自分で命を絶った人たちが集められてくるゴミ捨て場が舞台のようで。
そして、現世と地獄(だったはず)のはざまにあたるところ。
みな、自分たちの過去を振り返りながら、
苦悩しつつ、地獄への扉を待つか、
それとも振り返って現世に戻るか悩みます。
自然の風とか、遠くから聞こえる子供たちの遊ぶ声なんかが、
何とも言えない感じに相まって良い雰囲気でした。
こういうノスタルジックな感じ好きです(*´ω`*)
87年生まれの私にも、懐かしいものが沢山つまれた校庭。
もう廃校になってしまった小学校が、
何とも物悲しい。
私も、劇中のゴミ置き場に来てしまったような、
不思議な気持ちになりました。
全身に生命を感じながら見ることのできる野外劇、
結構癖になりそうです。