「KUDAN」
~この地球の汚れた片隅で生まれた命~
<公演期間・会場>
2017年04月12日(水)~04月16日(日)
座・高円寺1
山本由奈 永田涼香
三枝悠平 小林大輔
<以上、TOKYOハンバーグ>
上田尋
内谷正文(Frank Age Company)
宇鉄菊三(tsumazuki no ishi)
大内彩加(officePORT)
甲津拓平(流山児★事務所)
小林英樹
小山貴司
小山友香里(テアトル・エコー)
阪本篤(温泉ドラゴン)
白石花子(劇団民藝)
スニョン(劇団俳協)
鷹野梨恵子(無名塾)
谷沢龍馬(スタッフ・ワン)
友澤宗秋
鳥越さやか(ZINGY ZAP Enterprises)
中込俊太郎(ULPS)
中村榮美子(少年王者舘)
服部有香里
藤原啓児(Studio Life)
β(ワハハ本舗)
星野真央(ALBA)
本多由佳
ムラナカユカ
森田匠(トラッシュマスターズ)
米田敬(トルチュ)
<以上、五十音順>
岩倉真彩
<スタッフ>
作・演出:大西弘記
音楽:清見雄高
舞台監督・美術:大河原敦
照明:吉嗣敬介
音響:香田泉(零'sRecord)
演出助手:光藤依里、友澤宗秋
振付:風戸蒔
歌唱指導:田中暁子
制作:J-Stage Navi(島田敦子、早川あゆ)
カンパニースタッフ:石原友武、相原奈保子、肥尾祥恵
御縁ありまして観劇してきました。
初演は2013年に行われたそうで、
この年に再演される意味を考えてしまう、
衝撃的な内容の作品でした。
まだ、この戦いは終わっていないのですね。
舞台は、福島の原発事故後になります。
被ばく牛、
その被ばく牛から産まれた人間の女の子、
そこで生きる人たちの話です。
「被ばく牛から産まれた人間の女の子」
という時点で、
言葉だけだと「?????」となってしまうのですが、
見ていると普通に受け入れられてしまう説得力。
人間と、被爆してしまった牛たちとの争い。
ファンタジーと現実が相まって、
目の前にガーンと課題を突きつけられました。
見ていられなかったのは、確信を付かれたからだろうなぁ。
原発とは運よく縁遠い生活をしていますが、
日本にいる以上他人事とは言えません。
私自身も、
自分のことと思って、もっと考えていく必要がありますね。
因みに、被ばく牛300頭が今でも暮らす、
希望の牧場・ふくしまというのが実在するそうです。
(調べると色んな事が…小説より奇なり…)
沢山の出演者で描かれる身体表現の様子が良く練られていて、
特に、牛役をやられるときの動きが皆さん見事でした。
大人数だからこそできる、あの動きでの表現は是非生で見ていただきたいです。
動きに感動しつつも、
ずっしりと、
心の中に沢山の思いをもらった観劇でした。