【映画】「マネー・ショート」をプライムビデオで鑑賞。

2009年に新卒入社。

就職氷河期と言われる世代の一つ前で、

何とかギリギリセーフで就職しやすい世代だったのですが、

その後から数年間、入社した会社の新卒採用は停止。

ずっと後輩がいない状態が続きました。

先輩たちは出向出来ない(仕事がない)人が大半となり、

出向していない人は週3日自宅待機で給料削減。

新人は運良く研修期間ということで給料削減を免れましたが、

2年目以降は給料カットの対象に。

都内でフルタイムバイトしたほうが稼げるんじゃないか…

というくらいのお給料の中、何とか働き続けていたのを覚えています。

現在、同じようなことが起きてもおかしくない状況と囁かれる中で、

当時のことを見返したくなり、プライムビデオで鑑賞。

私は字幕版を見ました。

華々しく脚色されるわけでもなく、

当時の浮かれきっている人々と世の中の状況と、

いつか破綻するローンの闇に気が付いた人々の対比が丁寧に描かれています。

正直、お金関係の描写は難し過ぎて一回では理解が出来ませんでした。

（経済学部出身なのにお恥ずかしい…）

ただ、サブプライムローンのヤバさだけはよーく分かりました。

無収入の人にも貸せるっていったい…？(;・∀・)

あれだけ気持ちが高揚した人があふれる中で、

「絶対に崩壊する」

と信じ、世の中と逆投資する気持ちの強さはなかなか持てません。

私だったら半信半疑で手を出せない…感じ…(´ω｀;)

権力のある人から脅しに近いようなことをされたりしながら、

いつ来るか分からない、でも確実に起こるだろう崩壊を待ち続けるのは、

精神的にも肉体的にもかなり酷…。

そんな中で最後に莫大な利益を受け取り、

馬鹿にしてきていた人達をあざ笑うかと思いきや…

悲しみに打ちひしがれ、

どこか後悔すら見えるのが印象的でした。

自分の予想が的中した場合、

世の中が不景気となって路頭に迷う人が溢れると分かっていたからこそ、

自分が儲けても素直に喜べず、

止められなかった現実を悔やんでいたのかと思います。

どうにかすることが出来なかったのか。

あれだけ叫び続けても聞く耳を持たない人が溢れたなかで、

自分だったら、信じていることを叫び続けられるか。

また起きるかもしれない金融危機に、

これからの自分のすべき行動を考えてしまいます。

実は豪華メンバーが揃っている本作。

（オーラを消しているブラッドピットさんが一番驚きました）

リーマンショックと金融の勉強にいかがでしょうか。

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