年末に読んでいました。
なんだか、眠っていた気持ちがむくむくうずいてくる本でした(笑)
というのも、大学時代にマーケティング論を専門に学んでいまして、
この本で書かれていることを勉強していたんです。
特にChapter 5に書かれていることは、
大学時代に勉強していた事がフラッシュバックしました。
因みに、大学時代にゼミで勉強した本で一番印象的だったのはこれ。
内田樹さんのサイト・Twitterは今でも見ています。
ゼミに入る前、最初の課題図書だったこれも良く覚えています。
これで遥洋子さん・上野千鶴子さんを知って、
あとは香山リカさんを知ったのも大学時代。
他にも動画作成したり、討論大会で新潟に行ったり…
今思うと、分からないなりに結構色々なことを考えてやっていたのだなー
何か今後のヒントも転がっていそう。
大学時代のことを思い起こさせてくれたこの本に感謝です。
講義を文章にしたということで、
非常に簡潔にわかりやすく、
そして執筆者(講義者)の個性がそれぞれに光るまとめ本。
Chapter1~4は、これから私が向かおうとしている道について、
具体的に、そして気をつけなければいけないことを認識させてくれました。
どうしても切り離せないお金のこと(Chapter4)、
人脈づくり(Chapter2)、
そしてどういうことをするのかという企画力(Chapter3)、
仕事術の基礎がぎゅっと詰まってます。
前述のとおり、マーケティング(Chapter5)についても書かれており、
その後のChapter6~8は、
"起業"という観点で3名の方の様々なアドバイスが読めます。
私は起業というものに随分と高いハードルを感じていました。
しかし、個人も自由に情報発信や活動が出来る時代、
これまでになかった新しい形の仕事を生み出せるハードルも
どんどん低く、自由になってきているんですね。
※新しい形の仕事というと、
やっぱり私の強烈な印象はこんまりさん。
片付ける、という昔からあった作業を仕事にしてしまうというのは本当にすごい。
また、システムエンジニアとして働いていると、
「SEがやっている仕事は、機械に取って代わられてどんどん無くなっていく」
と良く言われるので、
無くなっていく仕事がある一方、
生み出していく作業も必要なんだと思いました。
どの章も素敵なのですが、私が特におすすめしたいのは、
安藤美冬さんのChapter1と、
坂野尚子さん(ばんのなおこさんと読むそうです)のChapter7
・Chapter1:キャリアをデザインする
キャリアを考えるには、まず「What(何をするか)」より「How(どのように生きたいか)」から考えるという思考の転換が重要※本文より引用
もう冒頭からガツンと頭をたたかれました。
分かっているようで、分かっていなかった気がします。
ミュージカルの世界で生きていくには、
キャリアのデザインの仕方が重要だな~と感じていて、
この章は全部にラインを引きたい位(笑)
私の今後の活動の指針になりました。
この章にあることをちょくちょく実践しはじめています。
さっそく3年サイクルでのキャリア計画も考えました(。-`ω-)
Chapter7:人を雇って仕事をするということ
「独立」=「起業」とどこかで勝手に思っていたのですが、
本当に何もわかっていなかったと痛感しました。
ガツンと自分の意識を叩いてくれた章です。
個人的な見解かもしれませんが、独立というのは、どちらかというと自分自身を商品として売り出す面が強く、…
※本文より
この一文に大きく納得。
そうですよね。独立はまさしく自分を商品にするということ。
私がしたいのは「独立」だと、気持ちがピシッと定まりました。
何かやってみたいことがある人、
まだ見つかってないけど何か動き出したい人、
一読してみてはいかがでしょうか?
膨大な8回分の講義が約200ページにまとまっていて、濃厚な本です。
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