この本を知ったのは、
何かの番組で小島さんのミニチュアが取り上げられていたのがきっかけ。
その番組を見て、
その番組を見て、
「伝えなければ」
という小島さんの思いがひしひしと伝わってきて、
すぐに書籍を購入しました。
単純にミニチュアとしての完成度がすごい。
単純にミニチュアとしての完成度がすごい。
見知ったお菓子、カップラーメン、お酒のパッケージが、
とても丁寧に再現されています。
その写真を眺めているだけでも面白いです。
不謹慎かもしれませんが、ミニチュアとしてクオリティが高く、
感動しながら見入ってしまいます。
そして、文章部分は非常にシンプルで、
1~2時間ですぐ読み終わります。
内容も軽い部分にしか触れられていないものの、
何百ページの重い書籍を読んだような気分になるくらい、重い。
重いです。
読みやすく書いて下さっていますが、目を背けられない問題が否応なしにのし掛かってくる。他人事にせずに考える。
— 行橋安美|Yasumi Yukuhashi (@YasumiHaYukuyo) February 20, 2022
『時が止まった部屋』小島美羽著https://t.co/b3EfbYUSP3 pic.twitter.com/rhCsMtsWmh
ミニチュアでも大分ライトに表現して下さっていますが、
死後数日~数か月経過してしまった場合の遺体の周りに出来る跡が、
文章を読むとより生々しく感じられ、
「私が死ぬときはこうはなりたくない…」
と感じる人は多いと思います。
私は大丈夫!と思っていても、
明日急に一人暮らしをしている家で倒れてしまうかもしれない。
そう思ったら、こうやって1人ブログを書いているのも、
何だか急に怖くなってきたりします。
今でも、小島さんはミニチュアを作り続けているのでしょうか。
本当に頭が下がるばかりです。
小島さんがミニチュアを作る必要がなくなる世界。
特殊清掃という御仕事がなくなる世界。
それを願うのが正解のような気がしつつも、
きっと永遠にそれは難しいのかもなぁと心のどこかで感じている自分もいます。
この書籍を読んで、それでも孤独死が他人事であると言う人は、
日本には殆どいないのではないでしょうか。
一度、立ち止まって手に取ってもらいたい書籍です。
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