日本バレエ協会新進バレエ芸術家育成支援事業3
「Ballet Création クレアシオン」2019
若手振付家の発掘と育成を目的とした公演。
1963年「バレエ・フェスティバル」の名称でスタートして以来毎年回を重ね、
「Balletクレアシオン」と名を改めて本年で通算58回目を迎える。
今回は3名の若手新進振付家の意欲作を上演。
<日時・会場>
2019年11月9日(土)
メルパルクホール
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2019年夏に出演していた舞台で共演した、
バレエダンサーの山本晴美さんが出演するとのことで、
行ってきました♪
メルパルクホールお初。
ロビー照明が綺麗。
①『Four to Four』宝満直也振付
がっつりバレエ!の作品。
4人がそれぞれの特技を活かした振付が付けられていたそうで、
めちゃめちゃ速いテンポの楽曲で
「これ振付合わせるの大変すぎるぅ!」
というものから、
リフトばかりのペアもあり、
「あんなに細いのにどうやって上で体勢整えられる!?」
「そんなに軽々と持ち上げられるのどうやって!??」
と驚愕することもあり、
改めてバレエってすごい。と感動。
皆さんそれぞれ抜群に上手い方々なんですが、
音楽に合わせてきっかけを取るタイミングが違っていて、
(否定しているのではなく、もはや好みの域で、
ちょっと前目にタイミング取る人と少し後ろ目の人と…という感じ。
もう皆さん完璧に上手いのですよ…本当に…)
こう並んで一斉にすごい技を4人分見せてもらうと、
こういう取り方をするダンスの人が好きなんだな~とかが分かって、
ちょっと面白かったです。
②『月下』遠藤康行振付
こちらに晴美さんが出演!
流石に集団の動きのなかで、見つけることは出来ずでしたが(笑)
月下というテーマのイメージにピッタリの、
月明りに照らされた下でうごめく生命たちを表現しているようでした。
コンテンポラリーのような動きで、
ぐわ~っとうごめく人々が気持ち悪いような、
気持ちをえぐってくるような(褒めてます)
人の動きでこれだけ魅せられるんだなぁ~ってボーッと観入っちゃいました。
あと、何故かジブリ作品を思い出してしまって。
もののけ姫や風の谷のナウシカの雰囲気を感じたのですよ。
③『Sarcophagus/サルコファガス』平山素子振付
3作品めは、きっちりしたステージングが印象的で、
人の動きがこの作品も面白い!
集団の中に象徴的な衣装の人が少しずつ出て来て、
ついついその人を追いかけちゃう私。
ダンスの西洋な雰囲気も好きでして(語彙力ください)
天才たちが考えることは本当に分からない…なぁ…
と圧倒された公演でした。
晴美さんお疲れ様でした!